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本工事は、マンションのエレベーターピット内で発生していた湧水を止めるために実施しました。ピット底部や壁面からの水の浸入が見られ、放置すると設備の腐食や電気系統への影響が懸念される状態でした。 まず、湧水箇所を確認し、コンクリート面にドリルで穿孔を行いました。穿孔した箇所には専用の注入用プラグを取り付け、止水用樹脂を高圧注入して、内部のクラック(ひび割れ)や空隙に薬剤をしっかりと浸透させました。これにより、水の通り道を完全に塞ぎ、外部からの湧水を防止しています。注入作業完了後は、余分な樹脂を除去し、表面を整えたうえで背面防水材を全面に塗布し、表面を滑らかに整えることで、見た目にも清潔で安心感のある仕上がりとなっています。 施工後は、湧水の再発もなく、エレベーターピット内部は乾いた状態を維持しています。これにより、今後の設備保全が容易になり、安全性も高まった状態になりました。